大学病院。。。第一印象
大学病院は二次医療、その為、紹介状が必要。
玲雄の腫瘍が見つかって、次の日にはこちらの先生から大学病院へ予約を入れて頂いた。
大学病院の検査日は外科外来の月曜日と木曜日と決まっていたので、最短でお願いしても検査日まで一週間。
大学病院も私には初めての経験で、事前にHPで確認はしたものの、不安はあった。
朝9:00までに受付と言う事だったので、6時過ぎには家を出た。
駐車場に着くと、既に沢山の車が止まっていた。
駐車場は結構広く、お散歩をしている子の姿もあった。
止まっている車のナンバーを見ると、遠方からの車が多い。
建物の入口は二重の自動ドアで、1枚目のドアが閉まるまでは、ボタンを押しても、二枚目のドアが開かないようになっている。
こう言う所にも、安全管理が配慮されているようだ。
中に入ると、受付、人間の内科か小児科といったイメージ?大学病院と言う感じではなかった。
受付を済ませると、待合室に入る。
待合室にはTVが設置され、広さは広めの人間の個人病院くらいで、待合室の前に診察室と書かれた6枚の引き戸があった。
中に入ると、診察室と言うよりは、小さな面談室のようで、入口の扉と平行に奥にも引き戸があり、そこから先は、全く見えない。
待合室では患者さん(飼い主)どうしで、お話をされている。
聞いた事もないような病名の子もいれば、放射線治療に毎週通っている子もいる。
術後のケアに来ていた方のお話によれば、その方は、2週間の入院中、2度面会に来られたらしい。
私が初めて検査の為に来た事がわかると「こちらの先生方は、お優しい方ばかりだから大丈夫ですよ」と。。。
皆さん、こちらは確かに費用はかかるけれど、先生方は良いし、頂くお薬も良く効くし、安心だとおっしゃっていた。
大学病院と言うと、私の中では、なんとなく敷居が高いと言うか、事務的な印象。
規則なども個人病院とは違い、形式的な事の縛りも多そうなイメージが強かったけれど、患者さん達のお話を伺っていると、人間の大学病院とは、少々違うようだった。
順番を待っている間、私は院内で、なるど氏と坊主は車で待機していたが、他にも駐車場で待機している子も多く、時折館内アナウンスで呼ばれる。
そのアナウンスは「○田 玲雄ちゃん、○田 玲雄ちゃん×番の診察室へ・・・」と駐車場まで聞こえる。
本犬だけが診察室に居て、飼い主さんを呼ばれる時、先生方は、例えば玲雄の場合なら「○田 玲雄ちゃんのお父さん、お母さん」と、どの先生も呼ばれていた。
確かに犬友間では、「○○ちゃんのパパ、ママ、あるいは父さん母さん」は普通だけれど、大学病院の先生方がごく自然にそう呼ばれていたのには正直少々驚いた。
しかし、飼い主にしてみれば大切な我が子、ましてやここに居る子達は、難しい病気の子が殆ど。
飼い主も不安抱え神経質にもなっているだろうと、これも病院側?或いは先生方?の配慮なのだろうか。。。
いずれにしても、先生方も、事務所の方も、皆さん優しく、親切で、想像していたよりも、温かな感じがした。