★2005*09*26(ローレンツ氏の本と実験(^_^;))★

本の中に、毎日愛犬と散歩をする途中、必ず愛犬とフェンス越しにガウガウと走りながら吠えあう犬の話が載っていた。
この両者、凄い形相で、フェンスの端から端まで吠えながら、何度も往復するのが日課となっていたが、ある日フェンスの一部が壊れていた。いつものように吠えあいながら、途中フェンスの無い所で、向かい合った両者、一瞬それに気づいて、固まったものの、どちらからとも無く、フェンスのあるところまで走り、改めて吠えあったそうだ。
私もこれと良く似た経験をしたことがある。御近所でお散歩をしている際、いつも吠えあうお宅の門扉が開いていて、中に居た子が、飛び出してきた。勢いづいたせいか、鼻と鼻がくっつきそうな至近距離で、遭遇した玲雄とその子は一瞬両者硬直、お互い視線を外してあさっての方を向いている、それに気づいた家主が慌てて出てきてその子をつれて中に入り、門扉がしまった途端、「ガウガウ・ギャンギャン」思わず私は噴出してしまった。
ただ、事前に本で似たような状況を見知っていたので、私は慌てずにすんだけれど、もし、私があの状況に驚いて悲鳴を上げていたら。。。多分結果はちがうのではなかったかと思う。

さて、なぜ、こんな話を今頃思い出したように書いたのか。。。
実は今朝のお散歩中、こんな事をしてみたからだ。

我が家のご近所のわんこさん達は、殆どがお外の暮らしで、繋がれているか、お庭で放し飼いだ、しかもかなりの数のワンコさんが居る。
だから、お散歩に行く途中町内を抜けるまで、何処を通っても「ガウガウ・ギャンギャン」の大合唱となる。ただ、良く見ていると、お互い敵意のある場合と、縄張り意識の場合ではちょっと様子が違う気がする。。。
勿論日に一時間くらいとは言え、玲雄もその中の一頭で、庭に居る時は家の前を通るわんこさんや車にギャンギャン。。。先日、ご近所の奥様に「お宅の前を通るのは恐くて」と言われてしまった。家の敷地に入らない限り、知らない人には身構えて通り過ぎるまで、じっと見つめるだけで、吠えないはずなんだけど。。。と、思いつつ、とにかく「すみません」とお詫びして、よく話を伺ってみると、納得。
ご近所の中でも、かなり元気な柴君の飼い主さんで、お散歩の途中我が家の前を柴君を連れて通っていたらしい。
そちらの柴君も玲雄と空き地を挟んだ通りを歩いていると、猛烈に吠え立てるので、犬同士はある意味良く見知った(爆)関係なのだ。

私は、玲雄と天敵?と思う子のお宅の前は御近所迷惑と、通り過ぎる方は良いけれど、お庭で吠えて居るほうは、事情のわからないご近所の方に「うるさい犬」とレッテルをはられては気の毒なので、可能な限り(とは言っても、どこもかしこもワンコさんの居ない通りは無いような団地なもので、それも中々難しくはありますが)、避けて通るようにしている、だからそのお宅の前も通らないようにしているが、今日、一本裏の通りを歩いていたら、空き地越しに、臨戦態勢の柴君。
見通しも良く、車も殆ど通る事も無く、空き地の回りも飛び出せる状況ではない。それに柴君は2〜3m上から吠えている事だし。。。
私の好奇心が頭をもたげてきた(汗)
空き地に2〜3歩入って、そしらぬ顔で応戦を始めた玲雄のリードを放してみた。
2〜3m上の柴君の庭の下まで突っ走り、のり面で二本足で伸び上がりながら応戦する玲雄。
するとすぐに、お隣のMix君がフェンス越しに参戦!見ているとどちらに加勢していると言う感じでもない。
しかし、3頭で吠えられたらご近所迷惑、すぐに口笛を吹いてみた、拍子抜けするほどあっさりと戻ってくる玲雄、何事も無かったように、それ以後吠えもしない。
柴君に敵意があるわけではないのかな。。。
と、なると、大きな声を出して静止したり、叱るのは逆効果かも。。。
ご近所の皆さんうるさくてごめんなさい<(_ _)>
時々、色んな事を、ふと、確かめたくなる性格の私(^_^;)です。