★2005*8*29(ドッグラン)★

家族の歯車が少しづつ噛み合わず、色々あった1日ではあったものの(28日の坊主のダイアリーに詳しくは書きました)、夕方思い立ってドッグランに出かけて気分も晴れて、終わり良ければ。。。と、なったと、昨日ここに書いたけれど、そのドッグランでいくつか発見があったので、今日はそれを書こうかな。。。と。

日没前の海辺のドッグラン&ドッグカフェ。。。
お店も、お店の方も、ドッグランもとても気持ちが良く、海に沈む夕日を背景にちょっぴり贅沢な気分(笑)。。。
大勢のワンコさんと飼い主さんが集っていた。
喧嘩をする子も無く、皆楽しそうに遊んでいる。
最初は玲雄より小さな子ばかりで、玲雄とディスクをしたり、ボールで遊んだり。。。
そのうち大きなワンコさん達もやって来た。皆男の子、お店の方からも、初めての子同士は、最初ご挨拶させてくださいと言われていたので、玲雄のリードをつけて待っていた。
何頭かのワンコさん達と、ご挨拶する坊主、昔のように始めてのワンコさんに興味津々、と言う感じでもなく。。。大きなワンコさん達は皆穏やかそう。
それでも新しい子が(多分新参者は坊主で、皆常連さん(笑))入って来るのが見えると、私は坊主を念のため、呼び戻していたが、中には、入ってこられて、すぐにリードを外されされる飼い主さんも。。。「大丈夫ですから、そちらもリードを外してください」とおっしゃる。勿論ご自分の愛犬に自信がおありなのだろうと思うし、実際様子を見ていると、大人しく、おっとりとした様子。
「リードを外した方が安全ですよ」とおっしゃられる、それは私も同意見、その通りだとは思うものの、過去に別のところで、「大丈夫ですよ」と言われて、直後いきなり大型犬に噛まれた経験の持ち主の私としては、双方の様子がわかるまで、リードを放すのは少々躊躇する所だ。
しかし。。。ドッグランと言うのは本来犬同士が社会性を見につける場所で、恐がっているくらいなら行かない方が良いのかも知れない、とも思う。
反面、飼い主さんも、犬も知らない同士がお近づきになるには、少し時間が欲しい気もする。
この辺り、飼い主の性格、わんちゃんの性格で色々かもしれない。。。
その飼い主さんは沢山のわんこさんと暮らしていて、かなり詳しい方のようにお見受けした。犬の様子もよく観察しているご様子。
犬同士もお互い気にしている様子も無い、そこで、玲雄のリードも離してみた。
すると、お互いあまり近づく様子も無く、たまにすれ違う時も視線をはずしているようだった。
若い頃はワンコさんをみると、必要以上に近づきたがり、結果、相手に叱られ、坊主の方は喧嘩を売られたと、勘違いして、ガウガウ始まる事もしばしばで、小さい頃から彼方此方社会化の為、意識的に連れて歩いたのに、どうして?と、落ち込む事もあった。
子供の頃から、訓練所や病院ではボス犬と言われていたし、自分に自信のつく年頃の玲雄と随分戦ったものだった。その当時の私から見ると、他の事ではさほど問題のない坊主の唯一つ、頭の痛い問題に思えた。ところが3歳を過ぎる頃から、玲雄は変り始めた。勿論年齢的に落ち着いてきたのはあるかも知れないが、犬友が増え、玲雄にも少しづつ犬同士の付き合い方がわかってきたのだと思う。ここ数年、玲雄の方からトラブルを起こす事は殆どない。今日も、何度と無く、明らかに視線を外す坊主を見ていて、改めて、今まで気長に付き合ってくれた犬友達に感謝<(_ _)>だ。

それからもう一つ。。。
坊主は、自分より明らかに小さい子と女の子には、かなり手荒な(爆)事をされても、反撃できない(笑)これは血気盛んな頃からずっとなのだが、昨日、玲雄の3倍はあろうかと言うわんちゃんとお互いonリードでご挨拶をしているときに、横から小さな子がやってきて、玲雄に噛み付いた、普段なら、気にするほどの事でもないのだけれど、初対面の子と挨拶をしているときは、お互い大なり小なり緊張しているので、リードが絡んでショックが入った瞬間、トラブル発生と言う事もあるし、近くてガウガウが始まって、それに反応してスイッチが入る事もある、だからその時は、本音を言うと、そのオチビちゃんが気になったが、なにより、私は玲雄がご挨拶をしている相手に対して、スイッチが入るのではないかと正直胸中穏やかではなかった。それに、このオチビちゃん、なかなか手強い(笑)、出来ればご挨拶の途中で、介入するような事はしたくないのだが、さすがに、3度噛みつかれたところで、その場から玲雄を離した。

ただ。。。
このオチビちゃん、玲雄にそんな事をするにはそれ相応の理由があった。
玲雄の仲良しの女の子がパパとボール遊びをしている時、男の子達がその後を追って遊んでいた。男の子達にしてみれば、可愛い女の子がやってきたので、一緒に遊んでいたのだろう。微笑ましい光景だ。
ところが彼女にしてみれば、大好きなパパと大好きなボールで遊んでいるので「邪魔しないで〜」と辺りにちょっとアピールしてみた。これも女の子には良く見かける光景だ。
ところが、その声を聞いた坊主はすかさず、仲良しの女の子とその男の子達の間にスッと入って行き、彼女を先に行かせる(笑)坊主は男の子達が嫌いなわけではないし(実際他の場面では坊主はその男の子達とも一緒に駆け回っていたのも見ているので)、相手が小さな男の子たちなので、玲雄は勿論威嚇をしたわけでも、吠えたわけでも、接触したわけでもなく、ただ間に立っているだけである、が、はっきり言って男の子達には、邪魔以外の何者でもない。その上、何度もそれが繰り返されれば、男の子達にしてみれば面白いわけが無い、文句の一つも言いたくなって当たり前だ(笑)
以前にも、彼女や、他の仲良しの女の子に対して同じような状況を見たことが何度かあるので、多分間違いないと思うけれど、擬人化しすぎると言われれば、それも仕方ない事かも(笑)。。。
でもワンコさん達にも、友情や仲間意識、複雑な感情、犬種や年齢だけでは図れない個々の性格は十人(犬)十色、そこには色んなドラマがあると、私は思う。
良く観察してみていれば、皆、実にお喋りだ(笑)だからこそ、玲雄は勿論、よそのわんこさん達も眺めているのが楽しくて仕方が無い。
私にとってドッグランは、ワンコさん達の心を覗ける幸せな場所だ。