広島ドッグパーク   私感 その5  12月中に広島撤退?

先日から続いている広島のドッグレスキュー。
前回にも書いたTV放送以来、展開があわただしく、正直何がなんだか。。。
そんな中、一頭のパークのワンちゃんの死によって、現地のボランティアさん達が、ブログによって、口を開かれ始めたようだ。
やはり現場の声は重い、と、私は思う。
現地に足を運んだ事も無い人たちが、bbsなどに集まって、どこの誰ともわからない、ハンドルネームで、あれこれ発言するのを見ていると、正直、「結局しわ寄せは犬に行くのでは」と、ハラハラする事も多い。
責任を持って発言していると言うのなら、せめて、自分のHP、ブログに書くか、或いは自分のHPのアドレスのリンクを貼ったうえで、bbsなどで発言していただきたいと私は思う。
HPと言えどもどこの誰だかわからないと言われればそうだし、簡単に撤退する事もできるけれど、大抵のHPやブログは、少なくとも数十人くらいは管理者の事を知っているので、そうそう無責任な発言はできないだろう。
ネットと言うのは利点も多いけれど、自分が直接見聞きしてない話に、自分の感情や、主観、憶測を知らず知らずに織り交ぜて、伝言ゲームのような状況になる事もあるように思う。
中には感情最優先の内容もある。
そう言う私自身、犬がひどい目にあっていると聞くと、つい熱くなり、暴走してしまいそうになるけれど、やはりこれを書く時には、できるだけ頭を冷やして、と、少しは考える。
マスコミにしても一つの企業、最優先が真実なのか、利益なのか、しがらみなのか、受け止める側も見極めが必要ではなかろうか。。。
何が真実なのか。。。本当に見えにくい。

それでも、
ボランティアさんの「もう、1頭も助かる命を消さないで」の言葉には、胸にせまるものがあり、涙も出た。
実際その手で世話をしていた子が死なずにすんだのに。。。と、思うと、どんなにやりきれないことか。。。
「この子たちの為に支援金や物資を使って」これも本当に、その場にいれば叫びたいような気持ちだと思う
こう言う現場にいる人たちの声こそ、表に出てきて欲しい声。
先日のTV局も、本気で疑惑の追及をする気なら、こう言う声こそ取り上げるべきだと思う。
もし、現団体がボランティアさん達の告発どおり、犬の健康状態や栄養状態を把握できていないとすれば、それは怠慢だし、知ったうえで、物資や支援金を出し惜しみしているとすれば、事は犬達の命に関わる事、今までの「○○疑惑」とはちがい、「犬たちの為に」我慢してきた人たち、或いは「結果的に犬が助かるのであれば」と、多少の事には目を瞑り、なにもできない自分たちの代わりに、犬達を看てくれている人たちを、或いは後方支援を続けて行けるように明確な支援団体などがあってくれればと、現団体を応援してきた人たちも黙ってはいられないだろう。
もし、何らかの行き違い、誤解がそこにあるならば、即座に明確にし、改善しなければ、団体にとって、益々事態は悪化するのではないか。。。
犬を愛している人達、犬と共に暮らしている人たちの犬に対する思いのパワーは、あれよあれよと言う間に積みあがった物資、\5,000万を超えたと言う支援金の額を見ればわかるはず。このままの状況が続けば、そのパワーは逆流するかもしれない。


ネットでは、「他の信用できる団体に全て譲渡すべき」などと言う意見も目にしたが、具体的に「私(団体)がやります」と手を上げた人がいるという話はまだ見かけない。。。
恐らく行政も、よほど確証のある犯罪でも出てこなければ、踏み込むような事はしないだろう。。。
本当なら、事情はどうあれ、私有地に踏み込み、私有財産(こう言う言い方は嫌でも、犬は法的にはこう言うあつかいなんですよね〜。。。)を特定団体に一任すると言う事が、合法的に行われたとしたら、許可した公的機関があるはずで、そこが団体の調査に入り、不明な点が多ければ、いったんその団体から全てを引き上げ、行政の手に戻し、心あるボランティアさんや支援者をフォローしながら、別の団体を探すなり、できないかと思ったりもするけれど。。。
現実にはNPOになっていなければ、寄付金などの開示義務が無いと、前に書いたTV番組内では言っていた。
それでも、現団体のHPを見る限り、「報告します」と書いてあるのだし、個人が勝手に私有地に踏み込み、私有財産を抑える事などできるはずは無く、それ相応の手続きがあったとすれば、許可をした公的機関の責任において、調査し、飛び交い錯綜する情報を整理する事は可能な気がするけれど。。。
支援金もいったん団体の口座に振り込まれてしまうと、いくら「寄付は預かり金」と言っても、少なくとも、一番大変な時に手を上げて、レスキューに入ったのは、真意はどうあれ現団体なのだから、別の民間団体などが、介入するのは難しいと思う。

現状を叩くのも糾弾するのも必要かもしれないけれど「犬をどうする?」
「その後のフォローはできるのか?」私はそこが一番心配で。。。
いくらあれこれ考えたところで、自分が何をしているわけでなし、行動の伴わない発言など無に等しいとも思っているけれど。。。

現団体のHPではまだ、発表されてないけれど、とうとう、今月末には現団体は広島を引き上げると言う事が、彼方此方のブログに載っていた。
ボランティアさんとの意見交換会の場での発表と言う事。

一番の気がかりは、「元気な子は連れて行き、搬送に耐えられそうに無い子は現地でフォストファミリーさんを探す」と言う事。
後、数週間、そんな事が可能なのだろうか?それで大丈夫なのか?
現団体が広島から、移ってしまうと、行政の管轄も、広島から移るのだろうか。。。そうなると、益々、公的に介入しにくく、手続きなども面倒になりそうで、いよいよ真相は藪の中になりはしないか。。。
まだ、現団体、関係各所からの公的な話を、私自身は彼方此方覗いているにもかかわらず、目にしていない。

しかし。。。真意や目的がどこにあったのか、人の心の奥底までは覗けないけれど、現団体が動いたから、世論が動いた、世論が動いたから、数百頭の命は救われた、これは事実。
今あがっている、ボランティアさん達の悲痛な声もおそらくは真実。
まだ残された犬たちがいる。。。
今後、どうすれば犬たちは救われる?

いくつかのブログでは、次の移転先は、我が家からそう遠くない地域と言う記載もあった。本当なのか。。。