★分別★

わんこに「分別」と、言うと笑う人も居るかも知れない・・・それでも私は玲雄を見ていてそう言う事を考える事がよくある。本能だけでは割り切れない状況判断や学習の応用・・・一緒に暮らしていると多様な場面に遭遇する。
勿論、他愛の無い事の方が多いのだけれど、その度にちょっと立ち止まって観察しているとなかなか面白い。

例えば・・・1
玲雄は引っ張りあいこが大好きだ、私とする時は、興奮のあまり、「ウ〜、ア〜」声を出しながら、咥えたまま、あの大きな体でぶら下がる事もある、それなのに・・・先日小学生の女の子と大学生の女の子が遊びにきた際、同じように遊んでみると・・・玲雄のテンションや力加減が相手によって変化する事に気がついた。作用と反作用の関係?とも考えてみたけれど、どうやら相手に合わせて遊んでいるらしい。その後遊びに来た、中学生の女の子と、男の子、その場合でも結果はどうやら同じ・・・玲雄には「離せ」は教えてあるので、たとえ相手が小さな幼児でも「離せ」と言われれば離す。
私が見ているせいかもしれないけれど、相手が人間であれ、わんこであれ、明らかに自分より小さかったり、力が自分の方が勝っている相手から、何かを取り上げたり、威嚇するのを見た事が無い。

例えば・・・2
ディスクの練習会やわんこの集まるオフ会などに行くと、参加しているわんこと、通りすがりのわんこが分っているような気がする。
何度かそう言う場所で放浪犬と遭遇した事があるが、そう言う場合、目ざとく見つけ、いち早くそのわんこの前に立ちはだかり、ジリジリと睨み合いをして、相手を自分達の遊んでいる場所から、遠ざけてしまう。
初めて集まりに参加した子でも、なんとなくみんなの様子で分るのか、取り立てて変わった様子は無い。
勿論虫の好かない相手と言うのはいるようだけど・・・(笑)。

この手のお話は、書き始めるときりが無いので、また追々書いて生きたいと思う。